エコー(超音波診断装置)とは…
人の耳には聞こえない音(超音波)の反射波を利用して、臓器の形や大きさ、内部の様子、血流状態を画像として映し出すのがエコー検査です。
身体表面にプローブ(超音波の発生と反射波を受信する装置)をあて、超音波を身体に発信し、組織・臓器から跳ね返ってくる反射波(エコー信号)を、モニターに画像化し表示します。
エコーの利点
・胎児の発育過程を観察するのにエコーが用いられているように、安全とされている検査で、放射線を用いないため被曝の心配もなく安全な検査です。
・超音波を発信する方向を変えることで、様々な角度から調べることができ、画像がリアルタイムに表示することができます。
・検査中、患者さんと一緒に検査画面を見ることができ、その場で検査結果がわかります。
・検査は痛みや危険性を伴わないため、繰り返し行うことができます。
・その他の MRI、CT検査にくらべて検査費用が安くなります。
エコーでわかる事
・MRIやCTとは違い、肩関節など動かしながら筋や腱などの動きを確認できます。
・筋肉の損傷、炎症、血腫の有無を確認することができます。
・エコーを見ながら同時に治療(ハイドロリリース)ができます。これはエコーをみながら、痛みの原因となっている場所(発痛源)に注射の針を誘導し、可能な限り高精度に薬液を注入し痛みをやわらげることができます